やばい、冬休みに更新しようと思っていたのが気づけばSpring1が終わっていた😂
Practicumについて少し書いてみようと思ってます。
Practicumという実習的な授業がどのコホートでもある。
インターンでも研究助手でもなんでもいいから実践的なことを勝手にやれ、っていう趣旨である笑。
とはいえ、各種Departmentの特殊を活かした実習をすることが望ましい
CLEであれば臨床研究だし、Nutritionであれば栄養研究など
Global Healthの典型的なPracticum内容とすると途上国ボランティアなどになる。
MPH45の9ヶ月のプログラムの人は1月の3週間、65の1年半プログラムの人は6-8月の3ヶ月間がその実習期間にあてられる。
この3週間とか3ヶ月とかもいうのも目安で、45の人は120時間、65の人は300時間そのPracticumのために働けばいいらしい。
Practicumを何すべきか、どんなことが自分のやりたいことで、どんなことがあっているかひたすら語り合うPracticumの授業が毎週行われた。授業は正直言って本当に無意味だった。9月からこの授業が始まり、11/5までにどこでPracticumを行うか決定し、その行う組織先の人に同意をえて、サインをもらうLearning agreementたるものを提出しないといけない。
要はハーバードでの単位の実習としてやらせてっていうことで契約を結ばないといけない。これは受け入れ組織にとってもプラスだろうということで、是非ハーバードの名前使って探してね!っていう感じでした。
自由な実習とはいえ、学校からいくつか提供されたりするものだと思っていたら、完全に自分で探さないといけないものでした涙。探し方は、卒業生にあたったり、ハーバード生向けの職業探しウェブサイトに載ってる公募に応募したり…
プログラムが始まる前からPracticumを決めてきている人もいて、学校始まってから何やろうかなーって考えてたのは甘かった。
コネクションも十分な英語力もないInternational studentが何かアメリカで仕事を探そうとするのにどれくらい大変かということを分かっていなかったと思う。探し方もよく分かってないまますぎていった。蓋を開けてみたら、Global healthのfacultyに片っ端からあたって聞きに行っていた人とかいて、あーそうやって探すんだったんだ…とおもった。けどfacultyにわざわざ聞きに行く手間を惜しんだ自分もバカであった。
あとは、むしろせっかくアメリカに来たのだから、日本人で固まったりするんじゃなくネイティブの中に入っていきたい!なんて思ってた自分は、自分の関心分野を手当たり次第にあたることにした。
Pracuticumの授業では、Practicalなことをするように、研究ばっかりで実践的なことじゃないほうがいいよーなどと授業で言われていたのを間に受けていた。
一方で「そんなボランティアみたいなことやって将来のキャリアにつながるわけないんだから自分のキャリアにつながる研究とかしたほうがいいでしょ」と先生の言ってることをガン無視している人もいた。授業として先生の言ってることをどこまで間に受けて探すべきかもわからなかったんだよなー。
Global healthの特性や先生が言っていたことを間に受けて、元々自分が関わっていた途上国ボランティアにでも行こうかなぁとも思っていたのだが、医学生ならまだしも医師8年目にもなってまたボランティアやることも今後の自分のキャリアに生きないのではないかという葛藤もあった。
専門医を取得していないとできないジャパンハートやMSFなどもあるのだが、1週間の派遣だと要項として足りないしな、などと思ってあまり深く調べていなかった。
一人一人にアドバイザーがいるのだが、アドバイザーに頼っている人もいた。
アドバイザーと最初に面談した時に、自分の関心がある分野から何人かあたってみるといいよと言われた人たちがいた。現在スイスでWHOとProductive health関連の研究職にあたっている卒業生、Global health のFaculty、あともう一人誰だったか忘れた。。。
この卒業生はHarvard T.H. ChanをDr.PHで卒業した強者であった。まず彼女にアプローチしてみることとした。
メールを送り、一度zoom meetingを予定。
結局彼女からわかりやすくポジションはもらえなかったが、いくつかアプローチする手立てをもらえた。
一つはFacultyの母子保健を中心とした経済学を扱っている教授。この教授の授業は取っていたのだが、すごく内容も面白いしテンションもノリもいい先生だなって感じていたのだが、いかんせん本当に英語が早くて授業でさえも、授業後に録画を全部見直していたくらいだったので、Practicumをお願いする勇気が出なかったのが本音である。
もう一人は日本人の研究者。WHOでも働かれていたことがあり、UNFPAに在籍されていた。いくつか論文に目を通し、そのcitation数とインパクトファクターに目が点になった笑。
あとは、WHO内のインターン。これはまた別の機会に話したいが、ただでさえもCompetitiveだったのに近年有償としなければならないという決まりができたことでさらにCompetitiveさが増した。
ここで気づいたのは、1月のインターンってどこもほとんど受けていないってこと。そりゃ普通夏だよね。そういう意味でもPracticumを有意義にしたい人やPracuticumをアメリカに残る手立てにしたい人たちにとってはMPH65の1年半プログラムがいいんだろう。Internも学生や卒後すぐの人しか取ってないところもたくさんあるしね。
色々ネットサーフィンした上で、日本人研究者の方をあたってみることにした。
おわかりいただけるかもしれないが、ストレートにいってここまでで1ヶ月かかっている。
日本人研究者の方は親身に相談に乗ってくれて、いくつかプロジェクトも相談してくださった。なんでもなんでもやりたい!という心意気だった私は、片っ端からお願いした。
またMPHにはConcentrationというプログラムを持っている学校が多くある。これは簡単にいうと"特化コース”みたいなものである。
Humanitarian, child development, matenal healthなどなど数多くのconcentrationが存在するが、各Concentrationの取得要件としては、それに関係する授業単位〇〇単位とること、〇〇のイベントに参加すること、などである。
私は産婦人科であることもあり、Maternal and child health concentration、いわゆるMCH Concentrationに参加した。MCHはMCH leadership labというMCHに関係する研究室に配属される更なる特化プログラムがある。これは6000ドル程度のfundも出て、MCHのリアルな研究に携われるまたとない機会である。研究室はざっくり6、7個程度提示された。私は産婦人科としての経験もそれなりにあるし、途上国活動経験もある、是非是非研究の手法を学んで自身の経験をベースに応用を効かせたい、と思いエチオピアにベースを持つ、途上国母子保健の疫学の研究室に就きたいと思っていた。
なんなら、これでもPracticumにできるかなって思っていた。一次審査の書類選考はpassし、研究室のPI、ポスドクとinterviewがある。
ここでまた私は挫折を味わう。これまた別の機会にゆっくり述べたいのだが、英語のJob interviewがどれほど私が苦手か、全く理解していなかった😭
interviewであっさり落とされた。
自分の落ち度も結構あったのだが、経験値としてはきっと問題ないはず。と思うと英語力か。。。。と思って数週間落ち込んだ。ここまでバックグラウンドがマッチしても落とされるというのは、アジア人が受け入れられる場所なんてないのか、と結構どうしていいかわからなかった。
渡米前に相談していたアドバイザーにも泣きついたが、”ここまで来ると英語力ではなく準備不足だ”と言われ、それはそれで反省した。
とはいえ私には、日本人研究者の伝手がある!きっとプラクティカむはそれで...とまた自分を励ましていた。
が。
資金調達の関係で、そのプロジェクトは今年はなくなってしまいました。申し訳ありません。と連絡があったのである。
行き詰まった。。。。Practicumは11月5日までに決定しなければならなかったが、その時点で10月30日であった。
何が言いたいかって、純じゃぱのJob huntingはインターンであってもめっちゃ大変ということ。本当に秋学期はこれで毎日鬱を極めていた。。。😂笑。
実際にその後私がどんなことをしたかっていうのは、また改めて書きたいと思います。