Dr. Kelly Lab 見学
午前中はアフ医の顧問であり薬理学教室の教授の知り合いのQueen Mary University of LondonのDr.KellyのLab見学へ。
ザンビアでそんな大した研究ができるのか(失礼w)と思いながらも興味津々
まさにスラム街の向かいにそのLabはありました。
そもそもMicrobiome in gastrointestineの研究。スラム街の子供たちの腸内細菌はどうなっているのか。汚い水や少ない食べ物でどうやって対応してるのか、または対応せず腸炎やコレラになったりしているのか、の研究だそう。
やばい、論文検索したらNature Microbiologyに載ってた🙇🙇🙇😅💦
複数人の看護師、看護助手もいながら、PhDを有する研究者2名が研究所内を案内してくれた。
一階は診察、検査フロア。
研究対象としてみる場合もあるし、有症状の人も見ることがあると。
内視鏡、採血、診察室。内視鏡は小型胃カメラはまだ未導入だが、普通によく見る内視鏡はあった。医師がやることもあるが、看護師もできる、ようなことを言ってた。でもここの看護師が単に許可されてるだけなのかも。麻酔は日本と同様にミタゾラム、ソセゴン。しっかりモニターもあったし、管理はされていそう。
日本と同様、最も多いのは胃潰瘍。アニサキスは今のところこのスラム街の横ではゼロだそうだ笑。さすが、海なし国。
二階は研究室
PCR解析、Dry Lab、ELISA解析、DNA解析、オルガノイド室…私は基礎研究はさっぱりだけど、なんとなく、私の旦那がやってる聞いたことあるような機械が並んでた。
としても、この研究所の人たちは本当にHigh spec。研究室や研究内容も興味深いものであったが、それ以上にザンビアの格差社会を肌で感じた見学であった笑。
VISITING MATERO Level 1 hospital
JICAによる援助を受けた市中病院。そのコミュニティ内では最も大きな病院である。以前、研修医時代マニラのJICA建設の高度医療センターを見学した時、医療器具が全く使われておらず、一階の受付だけ馬鹿みたいに混み合っていたことに衝撃を受けたことがある。あの時は支援の形を考えさせられたし、今回もそんなことがあるのでは、というようわからない期待もあった笑。NCGMとJICAのザンビアへの介入は2019年に国際保健講習で聞いたこともあったから、きっと何かしらの成功モデルを生み出しているような気もしてた。
ところが、確かに混み合ったエントランスではあったが、すごく中身が詰まった病院だった。写真はほぼ禁止されていたため掲載できないものがほとんどで😢
OPU、general surgery、Breast clinic、OPE室、Maternal careと各病棟があり、必要最低限かもしれないが設備も整っていた。やはり診察室はBusy&Crowdedなのは変わらず。
壁という壁に貼ってあるのは、How to deal with postpartum hemorrhage。私の勤めている日本の病院であれば分娩室前にしかないけど、救急科でも、内科でも、貼ってあるのが印象的だった。
産婦人科についても色々聞いたのだけど、なんとなく、volumyになりそうなのでまたの機会にします。
今日もザンビアの夕日はあっかーーーい!🌞