私たちは、今回nsansa villageという場所に訪ねています。
そもそも私がザンビアに行くことになった経緯は、学生時代私が属していたアフリカ医療研究会(通称アフ医、と今は呼ばれているらしい😂)の活動拠点がザンビアで、留学中の私は引率として同行することとなりました。私が学生の頃はコンゴ民主共和国を活動拠点とし、SFCキャンパス学生により設立されたACADEX小学校に、6年目に医療チームとして参画しました。医療チームは当時は看護医療学部3、4年生と医学部4、5年生で構成されていたのですが、今のアフ医は1年生から5年生までいる様子。当時は主に家庭訪問、健康診断、ワークショップを行ってました。
https://keiomed-africa.jimdofree.com/
産婦人科医でありながら、Global health専攻である身分であるため、多少学生を監督しなければならないのかなという認識はありながらも、久々の途上国にワクワクで乗り込んだ感じでした笑。
NSANSAに関して
ザンビアには30000人以上のstreet childrenがいて、drug / alchohol abuse、sexual assaults、感染症の問題があります。
Street childrenというと途上国支援感?もあって聞こえはいいかもしれないですけど、悪くいうなら野良子供、ホームレスです。
「お金がないから不良になるんでしょ」と思われるかもしれないけど、接してみるとみんなすごくいい子。別に我々から何かもらえることを期待する目で見るわけでもなく。
アフリカとはいえ、ザンビアは南半球の高原に位置する国で、6-9月は冷え込みます。また雨季もあります。食べ物もなく、服も汚れていて、雨を凌ぐ屋根もないところにいる。そんな中、「シンナー吸えば寒くないよ、お腹空かないよ」と言われるとみんな手を出してしまう。依存してしまう。
空のペットボトルにジェットオイルを入れて吸い込む。
プラスチックパックを溶かしてしまうようなジェットオイルを。
そんなのきっとすんごい肺へのダメージを起こしていると思う。
でもなぜ彼らはStreetを居場所として選んだのか。Streetの方がHomeよりいいと思うから。
それまでのストーリーは個人個人色々。いろんな自分の物語を持ってる。
ある子は、親がAlcohol abuserで「稼いでこい、食べ物もってこい」という。たった5,6歳の子に。
また別の子は、十分な食べ物を持って帰らないと、殴られる。
またある子は、1週間も何も食べずに過ごしている。
またある子は、母親が亡くなった家庭で、父親が虐待をする。。。。
などなど。みんなStreetを自ら選んでいる子たち。
Streetを選ぶと、またStreetとなりうる子を産む。
その繰り返し。
悪循環。
そんな彼らを少しでも救うべく、Nsansa villageには34人の男児が暮らしている、そんなとこでした。
私が到着したのは渡航後半で、学生たちにとっては6日目の朝です。
午前中〜
学生たちによる子供たちへの栄養ワークショップ(WS)
食べ物には栄養ってのがあって、炭水化物、ミネラルビタミン、脂質がある、食べ物をバランスよく食べよう、って話だったんですが、意外にもみんなすでにご存知の様子笑。
おんなじようなWSを私もコンゴでやりましたが、対象が小学生だったからか割とみんな学んだ様子でしたが、やはり7-18歳となると、Teenagerはよく知ってる。Nsansaの教育かな。
あとは歯ブラシの使い方のWSやってました!
午後〜
赤十字(Red Cross)を訪問しました。
Disaster対策、Health care対策のHead quarter による彼らの仕事内容に関する講義。
ザンビアでは干ばつと洪水が最も深刻な災害であり、それよる水の問題、健康被害に対する対策を行なっていると。Health caredではもっぱらコレラ対策。洪水、氾濫、清潔な水不足によりコレラは容易に拡大、遷延するためコレラ対策を行なってる。加えて、DRCongoとの境界では難民対策を行なってる。特に女性、子供は優先対象。。。
と、淡々と話されました😂なんとなく、途上国に欠落してると思われる”予防”の観点はなんとなくここでも感じるところ。とはいえ、国の政策や政治、経済的問題も絡むことなので、そうそうダムを作る、水路を作る、清潔な水を整備する、なんてことはできないのも重々承知で、それぞれの機関がそれぞれの役割を担っている仕組みも十分に理解しています。
こんなぎゅーぎゅーの車で移動してます。三列目はトランクに椅子備えつけただけで前屈みになりっぱなし。This is AfricaということでこういうのをTIAっていうらしい、、、笑
私は時差ボケで帰宅してすぐ深い眠りにつきました☺️笑
Wifiの関係で一気にアップしますが、毎日分更新していきたいと思います笑。